もぎもぎゴリラルール解説

(2018/5/9 追記)

こちらの記事では2017年に発表したもぎもぎゴリラプロト版を扱っています。

現行の製品版に関しましてはこちらをどうぞ!

ゴリラの世界へようこそ!

ここでは説明書よりも少しだけ詳しく、もぎもぎゴリラのルールをご説明させていただきます。

解説はわたくし、もぎもぎゴリラゲームデザイナーギユがお送りいたします!

また、内容自体は封入してある説明書とあまり変わらないので、ルールを写真つきで見たい、ゲームルールに興味があるという方向けの記事となっています。ご留意ください。

☆あらすじとはじめに

「西暦30XX年……世界中のジャングルではバナナ不足問題が深刻化していた……

群れを束ねる最強の種族、ジャングルの王者《GORILLA》は、僅かに残されたバナナを目指し、新天地を目指すーーーー!!!」

あなたはゴリラです。

巣で待つ腹を空かせた部下たちのために、少しでも多くのバナナを持ち帰ってください。

話し合いなど必要ありません。ジャングルでは強者のみが生きる資格を持つのです。

ではまず始めに、このゲームの目的は「他プレイヤーよりも多くバナナを集める」事です。

そのために、各プレイヤーには自分のゴリラチップの他に、5枚のアイテムカード1枚のサポートアニマルカードが配られます。

バナナを集めるためのルールは以下の通りになります。

☆バナナをもぎもぎするルール

このシートがプレイスペースです。

各カードやチップはこのシートの上に置きます。それぞれ書いてある数字が、木に生っているバナナの本数です。これを手順にそって奪い合ってもらいます。サポートアニマルカードは、それぞれ所定のタイミングで発動します。

①3つあるバナナの木のどれかに、1枚アイテムカードを置きます。この時、置く順番、カードの裏表は自由です。

②自分のBGGチップ(バナナゲットゴリラチップ)を、全プレイヤー同時に置きます。

③置かれたアイテムカードを全て表向きにして、木に生っているバナナの本数を計算します。

④自分の選んだバナナの木から、最終的な本数分のバナナを獲得します。この時、複数のプレイヤーが選んでいた時は同じ数に分け、余りは誰も獲得しません。

⑤悪ウータンカードまで処理したら、各プレイヤーBGGチップを回収し、使ったアイテムカードは破棄します。これを5回(アイテムカードがなくなるまで)繰り返します。

最終的に1番バナナを持っていたプレイヤーが巣の救世主《メシア》です。1番目指して頑張りましょう。

☆アイテムカードとサポートアニマルカード

・アイテムカード

アイテムカードは以下の5枚です。どのカードも使いきりで、一度使ったカードはゲーム中再利用できません。

①ドラミングカード

2種類ありますが、どちらも効果は同じです。

この2枚に効果はありません。ゴリラの気持ちで他プレイヤーを威嚇するカードです。

②成長促進薬カード

このカードは唯一バナナの総数を増やすカードです。置かれたバナナの木のバナナを倍加します。

増える倍率は、同時に置かれた枚数に応じて変わります。

1枚で2倍、2枚で3倍、3枚で4倍……となります。

また、このカードは一番最初に処理します。

③子ザルカード

このカードが置かれたバナナの木から総数を2本減らします。

効果は重複しますが、0より少なくはなりません。

この効果は成長促進薬カードの後に処理します。

悪ウータンカード

このカードが置かれた時、そのバナナの木に来たゴリラはバナナを2本失います。

この効果は重複しますが、所持バナナ数は0より少なくはなりません。

また、この効果はバナナを獲得した後に処理します。

・サポートアニマルカード

サポートアニマルカードは以下の五種類で、これらの効果は条件下で常に必ず発揮します。

①《ミス・キレイキレイ》アライグマ

選んだバナナの木に子ザルカードがあった場合、子ザルカードを1枚取り除きます。

子ザルカードが2本以上あっても1枚しか取り除かれないので注意しましょう。

②《つまみ食い伯爵》アジアゾウ

自分の選んだバナナの木の基礎値より、1つ多いバナナの木の総数を1本減らします。

3本の木を選んだ時は4本の木に、4本の木を選んだ時は5本の木に作用します。5本の木を選んだ時は何もないので注意しましょう。

③《残り物ハンター》ハゲタカ

どこかの木でバナナに余りが出たとき、バナナを1本追加で獲得します

余りの本数が2本以上だったり、複数箇所で余りが出ても獲得できるのは1本です。

④《神速の賢者タイム》フクロウ

バナナの木を選ぶ前に、裏向きのアイテムカードがあれば、1枚選んで確認します。

もし裏向きのアイテムがなかった場合は、効果は特にありません。

⑤《気が付けばいつも最後》ナマケモノ

バナナの木を選ぶとき、他のプレイヤーが選び終わってから最後に木を選びます。

常に最後にBGGチップを置かなければなりません。

各プレイヤーはこれらのカードを上手に使ってバナナを集めるわけですね。

では、実際に先程の写真を見て獲得バナナを計算してみましょう。

☆バナナの計算

ルール説明最後の画像がこちらですね。

ひとまずサポートアニマルの効果は忘れるとして、1番バナナを獲得出来たのは何色なのかわかりましたか?

では1つずつ見ていきましょう。

ここはではまず最初に成長促進薬カードで2倍に、そのあと子ザルカードで-2されます。

バナナは緑が独り占めなので、獲得バナナは4本になります。
続いて真ん中ですね。

ここは元々ある4本が子ザルカードで-2されます。

BGGチップは2枚なので、赤と青が1本ずつ獲得となります。

最後に5本のバナナの木ですが、ここのカードは2枚ともドラミングカードだったので、バナナは5本から変わりません。

これを白と黄で分けるのですが、余りは破棄されるため、2本ずつ獲得となります。
なのでこの時1番バナナを獲得できたのは緑のゴリラなんですね!

ルールは理解していただけたでしょうか?

やることはそんなに複雑ではないので、すぐ慣れていただけるかと思いますよ!

ではここで、ちょっと分かりにくい例をご紹介します。

先ほどはサポートアニマルを考えずに計算しましたが、ここでは緑がアジアゾウとして考えてみましょう。

4のバナナの木からバナナが1本引かれるので、赤と青は1本ずつ獲得、余りは1本となります。

続いて悪ウータンカードの処理についてですが、悪ウータンカードはバナナ獲得後、同じ場所のゴリラの所持バナナを減らすカードです。なので順番としては、

①白と黄がバナナを2本ずつ獲得する(余りは1本)

②白と黄がバナナを4本失う(カード2枚分効果)

となります。

子ザルカードと違って直接減らされるカードなので、赤字になる事もあるので注意してください。

念のため難しい例も記載しましたが、ゲームはとっても単純ならくらくゲームです!

ぼどっこ主催イベントでの試遊も出来ますので、ぜひ1度遊んでみてくださいね!

Have a nice MOGIMOGI !!

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